色合わせで1つ上のおしゃれに!10個の基本。

1.基本『服の3要素』を理解する
服は、大まかにわけて色・形(シルエット)・素材の要素から成り立っています。
服のきれい目、カジュアル、安っぽい、かわいいなどの印象は、色・形・素材の複合で決まり、この3要素をおさえることが大切です。
服を試着してしっくりこないとき、原因を3要素にわけて考えてみてください。すると『色がくすんでいるから顔色が冴えない』、『形が大きすぎるからだらしなく見える』、『素材が薄すぎるからもっとハリがあったほうがいい』等、しっくりこない原因と解決策を見つけやすくなります。
カジュアルかきれい目?服選びのポイント
カジュアル
色→ビビッとカラーがどこかに入っている。色数が多ければ多いほどカジュアルに見える。
形→ゆったりしたルーズなもの。ピチピチしたもの。丈感はロングも、ショートもカジュアルに見えやすい。
素材→シワ感があるもの。マットでざらっとしたもの。スウェット、Tシャツなど伸びる素材が多い。ざっくり編みのニット。
きれい目
色→低〜中彩度の落ち着いた色味。2〜3色程度。
形→体にほどよくフィット。ほどよい丈感。
素材→上品なツヤ感がある。細い糸が使われていてなめらか。シャツなど伸縮性のない素材が多い。
30歳をすぎたら、服はきれい目でシンプルなものを選ぶと着回しの幅が広がります。
きれいめの要素がコーデのどこかにあれば、カジュアルダウンしても、どカジュアルで野暮ったい印象にならずにすみます。
2.服選びは色の『明度』がカギ
白い服は太ってみえるから苦手という声をよく耳にします。これは気のせいではなく、確かに白は、大きく見える働きがあるのです。
その理由は、色の明度(明るさ)にあります。そもそも、明るい色は暗いいろよりも大きく見えるという性質があり、膨張色と呼ばれています。
逆に暗い色は収縮色と呼ばれ、小さく見える性質があります。
黒やネイビー、ダークグレーといった色が引き締めカラーと呼ばれるのはこのためです。
細く見せたいパーツに暗い色を持ってくると簡単に着やせが叶います。
だからといって、全身黒ずくめコーデは硬く重く見えてしまう働きがあるので、3首を出して肌が見える部分を増やしたり、高明度のバッグや靴などの小物を取り入れたりと、工夫が必要です。
※囲碁で使う碁石は、人間の目に黒と白が同じ大きさに見えるように白の碁石を黒より小さく作られているのです。
『明度』で印象が変わる
柔硬感
やわらかい、硬いという印象には明度が大きく関わっています。黒のアイテムを着るときは、硬くとっつきにくいという印象を持たれないように注意したいもの。
パステルカラーなど高明度の色は、やわらかで穏やかな印象を与えたいときに最適です。
軽量感
軽い、重いという印象にも明度が影響しており、明度が高いほど軽く見えるという性質があります。
引っ越し屋さんの段ボールに白が多いのも、白が最も軽く感じられるからだとか。白い段ボールには作業効率をアップさせる狙いがあるのです。
膨張、収縮感
膨張、収縮感は明度との関わりが非常に深く、『着やせ感』を大きく左右しています。また、暖色・寒色にも同じような効果があり、暖色は進出色で、大きく見え、寒色は後退色で小さく見えるという性質があります。
3.『派手』『地味』は『彩度』で決まる
『派手』『地味』という印象は、色の彩度(鮮やかさ)が影響しています。
華やかなパーティやイベント、女子会など、個性をアピールしたいシーンでは彩度高めの鮮やかな色をアクセントとして効かせるといいでしょう。
鮮やかな色に抵抗がある人は、靴やバッグなど小面積のものからチャレンジしてみてください。
一方、あまり目立ちたくない場合や会議に出席するとき、大人っぽいイメージにしたいときは、彩度低めで落ち着いた印象を与える、ややくすんだ色を選ぶのがおススメです。
くすみカラーは、『派手な人と思われたくないけれど地味すぎるのも嫌!』というときにも使える上品カラーで、高見え効果もあります。
服の色選びは、色味だけでなく、彩度で選ぶという考え方も知っておくと様々な場面で役立ちます。
※彩度が低くなればなるほど感じられる色味が少なくなり、地味な印象になります。派手さを排除した大人コーデには低彩度色がおすすめです。
また彩度のない色は『無彩色』(モノトーン)と呼ばれ、白、黒、グレーを指します
高彩度=派手(カジュアル)
高彩度アイテムで華やかなイメージに
トップスもシューズも、単体ではかなり落ち着いた印象ですが、高彩度のピンクスカートを投入することで一気に華やかに!バッグの柄の色とスカートのピンクを、さりげなくリンクさせているのもポイントです。
低彩度=地味(大人っぽい)
くすみカラーでしっとりした雰囲気に
彩度が低めなブラウン系を主役にしたコーデは、落ち着いた大人の女性という印象を与えます。ただし、すべてのアイテムが低彩度だと地味になりすぎるので、白を取り入れるとコーデにキレが加わり、バランスが良くなります。
4.色を戦略的に使え
色にはパワーがあり、心理的にも生理的にも私たちにさまざまな影響を及ぼすといわれています。
ぜひ、美肌を目指してサプリメントを飲むように、色もサプリメントのように使ってみてください。
たとえばプレゼンなどで大勢の人の前で話すようなときには、気持ちを奮い立たせる効果のある赤を、服や小物で取り入れてみるのです。
また、色は自分だけでなく他人にも影響を与えます。
朝、服を選ぶとき、その日の気分で選ぶことも多いと思いますが、ここぞというときには、色のパワーを戦略的に活用してみましょう。
友人との集まりに出かけるなら、『場の雰囲気を明るくしたいからイエローを身につけよう』とイエローの服や小物を選ぶと、いつもより会話が弾むこと間違いなしです。
色の効果、イメージ、おすすめのシーン
赤
情熱を感じさせる色。リーダーシップを発揮したい、やる気をアピールしたい、勇気を出したい、元気になりたいときに。
青
知的でクールな印象を与えてくれる色。デキる女と思われたい、信頼されたい、集中してテキパキ仕事を片付けたいときに。
黄、オレンジ
明るく親しみやすい印象を与えてくれる色。会話を弾ませたい、テンションを上げたい、元気になりたいときに。
ベージュ
まわりに警戒心を抱かせない色。緊張をゆるめる効果もあります。保護者会など、相手と仲良く打ち解けたいときに。
ピンク
女性らしさを感じられる色。合コンやデートなど、愛されたい、若々しく見られたいときに。
黒
重圧感、高級感、威圧感が感じられる色。都会的でかっこいいイメージにしたい、意思の強さをアピールしたい、色気を出したいときに。
グレー
落ち着いた印象を与えてくれる色。洗練されたおしゃれな印象にしたい、目立ちたくない、ソフトで控え目な印象にしたいときに。
5.『クール&ホット』で心地の良い色に
色を合わせを考える際、色相やトーンなどさまざまな切り口がありますが、色の寒暖のバランスで考えるのもいいです。
気温の寒暖に応じて衣服で快適さを調整するのと同じように、コーディネートの配色も、寒々しく感じるようなら温かい色を、暑苦しければ涼しげな色をプラスするとバランスが良く、心地のいい配色になります。
モノトーンで冷たい印象になった場合。バッグに茶系などのホットカラーを投入したほうが、バランスが良いように感じます。
もちろん、あえて全身クールカラーも全然ok!ただし、全身ホットカラーでまとめると暑苦しい印象になりがちなので、どこかにクールな色を入れて、キレを出したほうがすっきり見えて良いと思います。
クールカラー
人によって感じ方に違いはありますが、クールカラーとは冷たく感じられる色のこと。単に寒色というわけではなく、モノトーンも含みます。
グレー・ブラック・ホワイト・グリーン・パープル・ブルー
ホットカラー
ホットカラーとは、温かみを感じる色のこと。紫は、青みが強ければクールカラーに、赤みが強ければホットカラーにわけています。
オレンジ・イエロー・レッド・レッドパープル・ブラウン・ベージュ
6.ベルトは『黒、茶、白』の3本を持って
ベルトの役割は、ウエストまわりのサイズ調整だけではありません。コーディネートを引き締めアクセントになるだけでなく、着こなしの方向性を決める役目もあります。
ただ、それゆえにベルト使いは難しく、ベルトを、したばかりに上下が分断されて不自然な雰囲気になったり、きちんとした印象に整いすぎたりすることも。
普段はしない場合も多いのですが、いざというときのために黒・白・茶の3本をそろえておくと便利です。
この3本があれば、たいていのコーデにはまるはずです。
ちなみに、ベルトの穴の数は5穴か7穴の奇数となっていて、真ん中の穴で留めたときに、最も美しく見えるようにデザインされているそうです。購入時に長さで迷ったらベルトは真ん中の穴で、留められるものを選びましょう。
選ぶポイント
デザイン
表面がスムースな革ベルトはどんなコーデにも使える万能タイプ。型押しのベルトはきちんと感を出したいときに活躍します。
長さ・穴の位置
『ちょうどいい位置に穴がない』『ベルトが余りすぎる』『ベルトが短い』....。そんなことにならないようベルトもできれば試着を。
太さ・バックル
ベルトは2〜3㎝幅の細めのものが使い勝手が良く、おすすめです。また、バックルはシンプルで上品な光沢感のものを選ぶと良いです。
7.失敗しない『柄』合わせ
柄×柄コーデは一般的には難易度がかなり高めなので、メインの柄アイテムを効かせるためにも1コーデにつき1か所が簡単でおすすめです。
柄を取り入れることでコーディネートに立体感が出て、のっぺり見えるのを防げます。また、柄の色と洋服の色を1色リンクさせるとまとまり感も出ます。
いろいろな柄アイテム
柄バッグ
さりげなくピンク、イエロー、水色とたくさんの差し色が入っていると、いろいろな色の服とリンクさせやすく、ヘビロテできます。
チェック柄ストール
柄アイテム初心者さんにも挑戦しやすいのがストールです。全身モノトーンでも、柄ストールを巻くだけでぱっと華やぎます。
花柄スカート
派手に見えやすい柄スカートは、地色が落ち着いた濃い色のものを選ぶとどんな色のトップスとも合わせやすく、華やかな印象に。
柄スカートの黒でまとめるとシックで上品な着こなしに
柄のなかで一番面積が広く濃い色と、合わせるアイテムの色をリンクさせると、落ち着いた印象に。
上品で大人っぽいイメージになります。
柄初心者の人にもおすすめです。
ワンポイントの赤を拾って斬新なバランスを楽しむ
柄スカートのなかで面積が一番小さい赤をトップスにも採用。面積が小さい色を拾ってリンクさせたコーデはメリハリが出やすく、華やかなムードになります。
インパクトのあるコーデに挑戦したいときはぜひ試してみてください。
8.似合わない色はあきらめない
ファッション雑誌などでよく見る『似合う色』とは、大まかにいうと、身につけたときに顔色が明るく、血色良く映る色をいいます。
反対に、顔映りが悪く、さびしい感じに映る色が『似合わない色』です。
好きな色が似合わない色、というのはよくある話。さまざまな考え方がありますがTPOさえはずさなければ、身にまとってワクワクする色ならどんな色でもいいのかと。
ハリウッドで活躍するメイクアップアーティストがこういっていました。『似合わない色なんてない、似合うように工夫すればいいだけ』。
工夫次第で顔映りの悪さはある程度緩和が可能なのです。
『似合わない色をあえて着る』という、後ろめたさにも似た不良マインドも楽しめるといいのかと。
似合わない色を着るときのコツ
ボトムスで取り入れる
鮮やかなブルーを着たい!でも似合わない...。
でも、大好きだから着たい!
そんなときはボトムスで取り入れるとOK。
顔と距離が離れているので、顔への影響はほとんどありません。
首元の開いたトップスを選ぶ
似合わない色をトップスに持ってくるときは、タートルネックやハイネックは極力避け、首もとが開いたデザインを選びましょう。似合わない色をできるだけ顔から離すことで、顔映りの悪さを最小限にとどめることができます。
※その他のコツ、注意点
●似合う色のシャツやカットソーを首もとから見えるように重ね着する。
●シャツは第2ボタンまで開ける。
●やや赤みのあるリップやチークで顔色を良く見せる。
●ヘアメイクは必ず似合う色にする。
●1点だけでもいいので、どこかに似合う色を取り入れる。(バッグ、ストール、アクセサリーなど)
9.万能色『黒』を戦略的に着る
黒はメッセージ性の強い色。だからこそ、効果的かつ戦略的に使いたいものです。たとえば、引き締めカラーで着痩せ効果があるからといって安易に全身を黒で固めてしまうと、周囲に重く硬い印象を与えてしまいます。
黒を着るなら、小物を明るめの色にする、肌見せ分量を増やして重量感を調節するなど、ひと工夫するといいでしょう。
ちなみに、黒の分量が多いと威圧的に見える可能性もあるため、講座や研修で登壇などの場面ではあまり使わない方がいいかと。
一方で、強さや威厳を示したいとき、ナメられたら困るときに『黒』は大変有効です。
そういうシーンにおいては『今日はあえての全身黒!どうだ!』というくらいの意気込みで臨むのもあり。
ワイルドな感じもいいのではないでしょうか。
黒色の性質
隣の色を鮮やかに、本来の色味より強く際立たせる
カラートップスに黒のボトムスを合わせると、トップスの色が明快に引き立ちます。
引き締め効果
細く見せたい部分に使うと効果的です。
強さ、威厳
リーダーとして人を動かしたいときに。黒1色コーデは威圧的に見えてしまうことがあるので注意。
高級感、フォーマル感
高級感を出したいとき、プチプラを高見えさせたいときに便利です。
重く硬い印象
できるだけ全身黒ずくめは避け、肌見せの部分を増やしたり、明るめの色を取り入れるなどしてバランスを取りましょう。
10.きれい色の着用をためらうな
色彩用語で差し色のことをアクセントカラーと呼び、定義は『小さい面積で配色全体を引き締める色』です。
この定義をそのままファッションに持ち込むと、差し色アイテムが靴かバッグ、ストールなどに限られてしまうので、広義にとらえ、実際にはトップスでもボトムスでもアウターでもさまざまなアイテムにきれい色を使っています。
差し色を上手に活用するコツは三つ。
1、差し色以外の色は主張のない落ち着いた色を使う。
2、差し色は1コーデにつき1色。
3.色は赤、ピンク、グリーン、イエロー、ブルー、パープルがおすすめ。
落ち着いた色使いのコーデが続いたときや、元気に、なりたいときなどに、鮮やかな色を身につけると効果があります。
差し色おすすめの6色
赤
ほんの少しの面積でも、コーデに華を添えてくれるインパクトの強い色。元気を出したい日、気合いを入れたい日にぴったりです。
ピンク
色そのものが甘いので、トゥーマッチにならないよう形や素材は厳選を。大人女子は、極力甘さをおさえた着こなしがちょうどいい。
グリーン
自然色で見慣れた色とはいえ難易度高めに思われがちなグリーン。白と合わせるとすっきり、茶系と合わせるとおしゃれな雰囲気に。
ブルー
さわやかでバリエーションも多いブルーは取り入れやすさNo.1。一方、寒々しい印象を与えることもあるので茶系と合わせると◎。
イエロー
身につけるだけで気分が上がるハッピーカラー。合わせる色に悩んだら、白、黒、グレーなどのモノトーンがおすすめです。
パープル
神秘的なイメージを持つ色。ピンクほど甘くなく、赤ほどインパクトが強くないため、差し色としての使い勝手抜群のイチオシカラー。
色合わせとか着方によって顔の印象であったり
体の見え方まで変わってくるって
考えだすとなかなか服選びも大変そうです!笑笑
白色は膨張色でおっきく見えるのは
初めてしりました。
逆に痩せすぎてる人は、白が似合うのでは?って
考えました。
色や形の見え方、あり方って女性も男性も
同じなので、一概に女性だけってわけでもなかった一冊です。
色々な本を読んできましたが、女性用の
本とかって案外男性にも知って得する事
やまほどあるなって思います。
どうも!
ゆうきでしたっ!
明日はオシャレに一味違った自分で!
人生ハッピーに。
いってらっしゃい!!笑笑
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